macOS で ダミーのプリンタを設定する方法を説明します。
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環境&対象
以下の環境で動作確認を行なっています。
- macOS Big Sur 11.1
- Xcode 12.3
背景
印刷できるアプリケーションの開発で、プリンターを切り替える機能を作りました。
しかし、自分の環境では プリンターは1台しかないので、切り替えることを試せません。
プリンター切り替え機能のテストのために新しいプリンターを買うのは現実的ではないので、調べてみたところ、MacOS の既存機能で、ダミーのプリンタを設定することができることがわかりました。
この説明は、こちらのページを参考にして記述してます。
ダミープリンタ
もちろん、印刷できません。あくまで、プリンタダイアログに選択対象として表示されるだけです。
印刷できないのですが、用紙設定等もきちんと存在します。ですので、印刷機能のテスト用途に最適だと思います。
印刷ダイアログで、印刷結果をPDFに出力すれば、出力結果を確認することもできます。
ダミープリンタ設定方法
Web ブラウザ上で設定していきます。
- “http://localhost:631” にアクセスします
CUPS 上記のページに切り替わらないときは、Disable されている可能性がありますので、ターミナルを使い 以下のコマンドで enable にします。
% cupsctl WebInterface=yes
表示されたら、”Administration” を押してプリンタ追加画面に遷移します
- “Add Printer” を押下します
Adminstration page - “AppSocket/HP JetDirect” を選択し、”continue” ボタンを押下します
Select AppSocket - Connection に “file:/dev/null” と指定し、”continue” ボタンを押下します
file:/dev/null - Name, Description, Location に入力し、”continue” ボタンを押下します
Printer Description - Make に、”Generic” を選択し、”continue” ボタンを押下します
Select Generic - Model に、”Generic PostScript Printer(en)” を選択し、”continue” ボタンを押下します
Select Generic PS - 下の画面が表示されれば、新しいプリンタのセットアップは完了です
Done!
まとめ:macOS 上にダミープリンタは登録できます
macOS 上にダミープリンタは登録できます
- CUPS を使ったプリンタを macOS 上に登録することができます
- 実際の印刷はできませんが、PDF に書き出すことはできるので、テスト目的には大変便利です
説明は以上です。
不明な点やおかしな点ありましたら、こちらまで。
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