通常の起動方法でないときのアプリケーションのデバッグ方法を説明します。
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環境&対象
以下の環境で動作確認を行なっています。
- macOS Big Sur 11.2.1
- Xcode 12.4
アプリケーションのデバッグ
通常は、Xcode からアプリを起動し、アプリ操作やブレークポイント等でデバッグを行なっていきます。
しかし、この方法では アプリへのドラッグ&ドロップ など 少し特殊な起動方法のデバッグができません。
このようなケースでも、デバッグできる方法を説明します。
以下では、ドラッグ&ドロップで起動するアプリケーションのデバッグ方法を例に説明しています。
# 基本的に、起動方法に関わらず 同じ方法でデバッグできます。
MEMO
アプリを ドラッグ&ドロップで起動できるようにする方法はこの記事では説明しません。
ドラッグ&ドロップで起動するアプリのデバッグ
Xcode 設定変更
Scheme での Launch 設定を “Automatically” から “Wait for the executable to be launched” に変更します。

アプリケーションアイコンを表示
ドラッグ&ドロップするためには、アプリケーションアイコンをドロップできるように表示する必要があります。
Xcode の Project Navigator 上の app を右クリックして、”Show in Finder” を選択し、アプリケーションを Finder 上に表示させます。

ブレークポイントを設定し、実行する
Xcode 上でブレークポイントを設定し、アプリケーションを”通常通り”実行します。(⌘ + R)
先に Launch 設定を変更しているため、通常通りには起動されず、
“Waiting to attach to <アプリ名>” と表示され、起動待ちの状態になります。

ドロップする
先ほど表示したアプリケーションアイコンにドロップすることでアプリが起動します。
以降は、通常通りにデバッグを行うことができます。
まとめ:通常起動以外でのデバッグ
通常起動以外でのデバッグ
- Xcode の Scheme 設定で、 Launch を “Wait for the executable to be launched” に設定する
- 以降は、通常と同様にデバッグできる
説明は以上です。
不明な点やおかしな点ありましたら、こちらまで。
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