新しい ATT への対応で、Google の AdMob が頻繁に更新されるようになりました。更新に追従するための手順メモです。
Sponsor Link
環境&対象
以下の環境で動作確認を行なっています。
- macOS Monterery beta 2
- Xcode 12.5.1
- iOS 14.5
注意
macOS Monterey beta + Xcode12 では、code sign でエラーが発生するため AppStore へ登録するためには、macOS Big Sur 環境が必要となります。
Google AdMob のアップデート
ATT への対応として、頻繁に Google Mobile Ads SDK が更新されるようになっています。
以下は、AdMob を組み込んだ iOS アプリのアップデート手順のメモです。
アップデート対象プロジェクト
- iOS14 以降対応のアプリ
- CocoaPods を使って、AdMob ライブラリをインストール
アップデート手順
準備
アップデートで何らかの問題が発生した時に、問題を切り分けやすくしておいたほうが良いです。
アップデート前に、以下を確認しましょう。
- 最新環境がコミットされ、保存されているか
- コンパイルできるか
- UnitTest が通るか
- UITest が通るか
- シミュレータ・実機ですこし動かしてみて問題ないか
上記を確認したら、アップデート開始です。
pod update
準備ができたら、アップデートを開始します。まずは、CocoaPod でインストールされているライブラリから、アップデートします。
% cd <project dir>
% pod update
MEMO
自分の環境では、”pod ‘Firebase/AdMob’”指定が残っていた関係で、新しい Google-Mobile-Ads-SDK がインストールされませんでした。
Firebase/AdMob を削除することで、最新版(2021.July.02 時点で、8.7.0)がインストールされました。
SKAdNetworkIdentifier の更新
Info.plist に定義されている SKAdNetworkIdentifier も適宜更新されています。
やり方はいろいろありますが、テキストとして扱って、一括コピペが便利です。
- Info.plist を “Open as” – “Source Code” で開く
- SKAdNetworkIdentifier を このページのものに置き換える
動作確認
アップデート前と同じ確認をして、影響なければ終了です。
まとめ:AdMob ライブラリアップデート 手順
AdMob ライブラリアップデート 手順
- % pod update して、ライブラリを最新に更新する
- Xcode を使って、ビルドし直す
説明は以上です。
不明な点やおかしな点ありましたら、こちらまで。
Sponsor Link