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環境&対象
- macOS Ventura 13.1 Beta 2
- Xcode 14.1
- iOS 16.0
TimeInterval
TimeInterval は、非常に古くから使われている型で、時間の長さを表現するのに使われています。
TimeInterval での 1 は、1秒を表しています。実際には、以下のように Double に typealias されています。
typealias TimeInterval = Double
例えば、Date の時間を進める advanced という API の引数にも使用されています。
以下の oneHourLater は、現在時刻から 1時間進んだ時間を指します。
// def: func advanced(by n: TimeInterval) -> Date
let oneHourLater = Date().advanced(60 * 60)
詳細な時間計算の時には、Double であることに気をつけないといけません。
例えば、単純に == として同値であるか確認してしまうと、Double として同値であることが必要となります。
Duration
Duration は、iOS16/macOS13 で導入された型です。
経過時間を表すのに使用されます。
例えば、Duration.seconds(5) は、5秒を表しますし、Duration.milliseconds(25) は、25ミリ秒を表します。
Duration/TimeInterval 変換
どちらも時間の長さを表すために、API で使用されることがあります。
API によっては、Duration しか受け取らないAPI、TimeInterval しか受け取らないAPIと 色々あります。
使用する API によって、都度変換等を行なっていくことが必要となります。
TimeInterval -> Duration
TimeInterval は、秒を Double で表していますので、
以下のように変換できます。
let timeInterval: TimeInterval = 5.0
let duration = Duration.seconds(timeInterval)
Duration -> TimeInterval
Duration から TimeInterval への変換は、少し手間がかかります。
Duration は、秒と アト秒 で構成されています。
それぞれ、Int64 が使われています。
アト秒については、こちら。
ですので、以下のように、再計算することで、TimeInterval に変換することができます。
let duration = Duration.seconds(...)
let (seconds, attoSeconds) = duration.cinoibebts
let timeInterval = Double(seconds) + Double(attoSeconds) * 1.0e-18
まとめ
Duration と TimeInterval の変換について説明しました。
- TimeInterval は 秒を Double で表現している
- Duration は、秒とアト秒を それぞれ Int64 で表現している
- Duration.seconds(TimeInteval) とすると TimeInterval から Duration に変換できる
- 秒+アト秒 x 1.0e-18 で Duration から TimeInterval に変換できる
説明は以上です。
不明な点やおかしな点ありましたら、こちらまで。
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