[Swift][swift-testing] tag 名称を名前空間に入れる

     
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swift-testing で Tag 名称に自由な名称を使用する方法について 確認してみます。

環境&対象

以下の環境で動作確認を行なっています。

  • macOS15.0.1 Sequoia
  • Xcode 16.1 Beta3
  • iOS 18.1
  • Swift 5.9

.tags

swift-testing では、.tags という trait を使うと、テスト関数やテストスートに タグを付与することができます。

以下は、myLocalTag というタグを付与しています。

struct SwiftTestingTraitsTests {

    @Test(.tags(.myLocalTag)
    )
    func someSpecialFunctionality() async throws {
        // ....
        #expect(1 == 1)
    }

}

上記のようにタグを使用するためには、以下のように定義しておかないといけません。

extension Tag {
    @Tag static var myLocalTag: Self
}

tag の namespace

この時、Tag の extension で定義しているため、Tag に使用できる名称は Tag の中でユニークであることが必要です。

プロジェクトが大きくなると、この名称が重複してしまうかも知れません。

名称が重要であるような時には、以下のように 逆DNSの名称をつかった enum を使用して重複しないようにすることがドキュメントで解説されています。

extension Tag {
    @Tag static var myLocalTag: Self
    @Tag static var myLocalTag2: Self
}

extension Tag {
    public enum com_smalldesksoftware_moneyclip {}
}

extension Tag.com_smalldesksoftware_moneyclip {
    @Tag static var syncWithiCloud: Tag
    @Tag static var syncWithFirestore: Tag
}

テストに付与するには、以下のように使用します。

struct SwiftTestingTraitsTests {

    @Test(.tags(.myLocalTag, .com_smalldesksoftware_moneyclip.syncWithiCloud))
    func testSync1() async throws {
        // ....
        #expect(1 == 1)
    }

    @Test(.tags(.myLocalTag2,.com_smalldesksoftware_moneyclip.syncWithFirestore))
    func testSync2() async throws {
        // ....
        #expect(1 == 1)
    }
}

Xcode 上で確認すると 以下のような表示になります。

TagDNS

特に、enum でまとめたものがグループ化されるわけではありません。

まとめ

swift-testing の trait である .tags に使用する Tag の名称を名前空間に入れる方法を確認しました。

swift-testing の trait の tag の名称を名前空間に入れる
  • Tag の extension に enum を入れる(逆DNSをつけると 重複リスクが低い)
  • Tag の extension にした enum を使って 名称を定義する

説明は以上です。
不明な点やおかしな点ありましたら、こちらまで。

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